貼り替え

フルバケットシート張り替えー1

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先日、フルバケの張り替えをお受けしました。

もともとのラリーアート製表皮は布製で、あっちこっち裂けてきて補修をされながら大事に使用してこられた様子がうかがえます。僕も20年前に手に入れたレカロをいまだに持っていますが、車を乗り換える都度シートレールだけ別購入してシートは移植して使っています。こういった車好きの文化が広まると車への愛着もわくのになぁと感じます。

色々提案をしてほしい、とのことでした。

お車はランエボでした。フルバケを使われるという事はサーキットを走る機会も多かったり長時間シートに座られる際の安定性・快適性・ホールド性を重視されるということでしょうから、座った時の

  • 肌触り 表皮は最高級のスムースレザーをおすすめ
  • 弾力性 お客様のご要望もあり、内部クッションの一番表の層には低反発ウレタンを仕込み

※低反発もいくつか種類がありますが、もともとのシートクッションが立体整形されたウレタンで厚みが20mmでしたので、張り替え後もウレタンが合計で20mmになるように、心材・中材・表材、と複数の種類のウレタンの座布団大サンプルをお客様にお送りし、実際に座ってみて頂いて積層順と各厚みを決定していただきました。一品製作のオーダーメイドですので、デザインはお任せいただきましたが、クッション性・座った感触は最も大切なポイントです。

・デザインは「お任せで」とのことでした!

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ご提案として、後で背や座のウレタン厚の調節も可能なように、図の赤で囲った部分の背と座のパッドは独立式にして、脱着可能な構造を考えました。

また背と座のクッションパッドは表皮にメッシュ素材をご提案。これはレカロの張り替えを行う際に違和感が無いように開発された難燃素材ですので、通気性もあり車検にも対応している素材です。

coclo

色数はこれだけあります。今回は車体色が黒と赤だったので、赤黒コンビのカラーを希望されていました。

前に黒メッシュを使って製作した、コペンでの赤黒製作例(下写真・・左右をクリックすると他画像も見れます)をお見せしましたら、すぐに決まりました。通気性がある生地ですので中央に使うととても快適です。

(メッシュはシートカバーにも張り替えにも使用可能です)

内部ウレタン積層構造がきまりましたので、表皮をはがし、内部のウレタンフォームも剥がして素っ裸の基材の状態にします。

seat1

次に表皮のパターンを起こします。フルバケなので外周の魅せる部分にはレッドのステッチを入れ、その外周に回り込み用の細いマチを設計します。細いマチの一番外周にはワイヤーが通り、裏から一周巾着袋の口のようにワイヤーが張ってあり、一番前の下でくくって固定してテンションがかかっています。

もともとあったラリーアートのロゴはなくなりますので、その分デザインも変えます。機能と構造を考えつつデザインを決めます。

チョークで描いている線がパターン分けのラインです。

次回は後半戦です。また書きます。

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